事例:連絡が途絶えた台湾の取引先。会社は存続、実態は親族の別会社に

CASE|TRADE DISPUTE

連絡が途絶えた台湾の取引先。会社は存続、実態は親族の別会社に

※事例は実際のご依頼をもとに、個人の特定につながらないよう詳細を変更して掲載しています。

台湾の機械部品メーカーとの取引で、支払いを残したまま、担当者と連絡が取れなくなった——というご相談でした。ご依頼者様の会社は、部品の輸入卸を通じて、複数年にわたり取引を続けてきた相手でした。

台湾では、事業を家族・親族で運営していることが多く、表向きの代表者と、実際に事業を動かしている人物が違うことがあります。この案件も、その台湾らしい構造が、調査の鍵になりました。

当社は、日本国内での聞き取りから、台湾の現地調査員による確認まで、同じ窓口で一続きに進めます。会社どうしのトラブルでは、感情的にならず、まず事実を確かめることが、その後の判断の土台になります。

01
取引の経緯の整理
これまでの取引の経緯、最後にやり取りがあった時期、未払いとなっている経緯を、時系列で整理しました。相手先が台湾の会社であったため、まず現地の登記から確認する方針を決めました。
02
会社の登記と現況の確認
取引先の会社登記を確認しました。会社そのものは登記上存続していましたが、届出のあった所在地では、事業を行っている様子が確認できませんでした。
03
親族関係をたどる
台湾では、事業を家族・親族で運営していることが多いという土地柄を踏まえ、代表者の親族関係を調査しました。その結果、親族が別に会社を設立していることが分かりました。
04
実態の確認
その別会社の所在地を、現地の調査員が確認したところ、もとの取引先と同じ機械部品の輸入卸を、実質的に続けている様子が確認できました。表向きの会社は動きを止めていても、事業そのものは、形を変えて続いていました。

ご報告した内容

もとの会社の登記上の状況、実際に事業を続けている別会社の所在、そして親族関係を、報告書にまとめてご報告しました。この事例は、現在も進行中で、ご依頼者様は、確認できた事実をもとに、弁護士の先生と今後の対応を進めておられます。

台湾の取引先とのトラブルでは、「会社が無くなった」ように見えても、事業そのものは形を変えて続いていることが少なくありません。登記の確認だけでは見えない部分を、現地での確認で補うことが大切です。感情的な連絡を重ねるより、まず実態を確かめてから動くほうが、結果として近道になることがあります。

台湾での企業調査について

台湾は、会社の登記が確認しやすい国の一つです。あわせて、家族・親族での事業運営が多い土地柄も踏まえた調査が有効です。詳しくは台湾調査をご覧ください。

今回のような、取引先の実態確認の費用は、台湾の場合およそ15万円〜です。会社名・代表者名・取引の経緯が分かっているほど、確認は早く進みます。

お見積りは総額でお出しし、その金額から増えることはありません。日本からの渡航費もかかりません。

国ごとの費用と、お見積りの考え方は、料金のページでご覧いただけます。

調査料金 →

この事例について、よくあるご質問

会社が登記上は存続しているのに、連絡が取れません。何が起きているのでしょうか。
事業の実態が、別の場所や別会社に移っている場合があります。この事例のように、登記だけでは分からない実態を、現地での確認で補うことができます。
台湾は、家族で事業をしていることが多いのですか。
はい。台湾では、家族・親族で事業を運営している会社が多く見られます。表向きの代表者と、実際に事業を動かしている人物が違うこともあり、その関係をたどることが、実態把握の手がかりになることがあります。
取引先の実態が分かったら、そのあとはどうすればよいですか。
まず、確認できた事実を報告書にまとめてお渡しします。回収の請求や交渉そのものは弁護士の先生の領分ですが、報告書はそのままご相談にお使いいただける形でお渡しします。この事例でも、ご依頼者様は弁護士の先生と対応を進めておられます。
台湾の会社登記は、日本から確認できますか。
当社の現地担当者が確認します。登記上の情報だけでなく、実際にその住所で事業が行われているかどうかまで、あわせて確認できるのが、現地調査員による確認の強みです。

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